ボラセンノート:赤い羽根共同募金

赤い羽根共同募金画像

 赤い羽根共同募金運動が10月から始まりました。この共同募金は、戦後、民営の社会福祉施設等に対する支援のために行われていた民間の募金活動を制度化したものです。今日では、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、様々な地域福祉の課題解決に取り組む団体を応援する仕組みとして活用されています。
 ここで募金の流れについてですが、寄付金の募集は、都道府県の区域を単位とすることが社会福祉法で定められているため、豊橋市共同募金委員会に届いた募金は、一旦愛知県共同募金会に送金されます。その後、愛知県内の社会福祉協議会や福祉施設、団体等の配分申請に基づいて審査をしてから配分されます。そしてこの配分金で、社会福祉協議会では主に地域福祉事業を実施しています。豊橋市社会福祉協議会では、子育て支援事業助成事業や、福祉教育振興基金助成事業、民生委員児童委員協議会活動助成事業、「敬老の日」祝品配布事業等の活動に使用しています。また、近年では、国内で災害が発生した際には、被災直後の緊急支援や復旧支援活動等にも活用されています。このように、共同募金は、地域福祉の向上に大きな役割を果たしています。
 こちらの赤い羽根共同募金運動は、10月1日から翌年3月31日までの6ヶ月間実施します。加えて、12月には、歳末たすけあい運動も行います。募金による助成活動は、皆様からのご寄付によって支えられておりますので、ぜひ今年度もご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

2022年10月12日|ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート