ボランティア月刊通信一覧

ボラセンノート:ユニバーサル、或いは。

 ユニバーサルという言葉には「一般的な」「普遍的な」という意味がありますが、そこからユニバーサルデザイン等のように、年齢や性別、障害の有無等に関わらずはじめからできるだけ多くの人が利用できるという意味で使われています。
 先日、日本で唯一のユニバーサルシアターがあると聞きました。場所は東京で、私達の暮らす豊橋からは離れていますが、一体どんなところなのか気になっています。そこは『シネマチュプキ田端』というとても小さな映画館ですが、バリアフリーに作られ、車いすスペースを整え、視聴覚障害者向けにイヤホンによる音声ガイドや字幕付き上映を常時行っているようです。また、完全防音の鑑賞室もあり、子供連れの方や、他の人と一緒に見るのが難しい方等、誰でも利用ができます。一見、障害者のための映画館のようですが、そうではなく誰もが一緒に楽しめる映画館として工夫がされており、障害者と健常者でも一緒に楽しむことができますし、観たい映画がそこでやっているからという理由で訪れる健常者もいらっしゃるようです。
 ユニバーサルの観点とは少し異なりますが、私達の身近にある『穂の国とよはし芸術劇場』でも、例えば視覚障害者の方が舞台作品を少しでもより楽しめるように、上演前に舞台で使う小道具に実際に手で触れてみるといった催しをしているのを目にしたことがあります。
 はじめからできるだけ万人に沿えるようなユニバーサルな取り組みも、障害者や助けが必要な方へ向けたサポートも、どちらも人が人を思うことが根底にあり、必要だと感じます。また、日常生活におけるものや先で取り上げたような趣味・娯楽におけるもの、様々な分野があります。色んな方が暮らしやすい社会を色んな角度からつくることができたらいいですよね。


2023年03月09日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:豊橋マリンバの会

書き手:豊橋マリンバの会 井上 亮子
「楽しいマリンバ」

マリンバをする女性のイラスト

 マリンバの会は、木のぬくもりのあるやわらかな音色を楽しんで頂きたいと思い、がんばっています。普段は個人レッスンで腕をみがき、演奏が近づくとグループで練習を行います。
一人の演奏よりアンサンブルとなると難しいです。でも上手に出来た時の喜びが大きく、演奏はアンサンブルで行っています。
 また、グロッケン、カホン、トーンチャイム、リズム楽器なども曲によって入れます。すると曲に厚み・楽しさが増し皆さんに喜んで頂いています。
 学校、文化会館、プラット、ホテル、図書館、地区市民館、福祉施設などで演奏。昨年は豊橋駅のストリートピアノを使用して、ストリートマリンバを行い大好評でした。
今後も皆さんに喜んで頂ける演奏をと思います。

マリンバの会掲載新聞


(引用:東愛知新聞 2021年12月26日掲載)

2023年03月09日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:コロナ禍での芸術鑑賞

 昨年の秋頃、とある博物館の特別展でぜひ見てみたい展示物があり、充分な感染対策をした上で足を運んで来ました。
 このような状況下のため、美術館や博物館からは長らく足が遠のいていましたが、今回久々に行ってみてまずコロナ前と明らかに変わったと感じたのはチケットの取り方です。現在は、美術館や博物館で特別展を開催する場合は、館内での人の密集を避けるために事前にオンライン等で入場日時指定のチケットを枚数限定で販売することが増えたようです。
 また、展示物の紹介を聴くことができる音声ガイドも、衛生面を考えてなのか、館内で借りられる従来の機械だけでなく、事前に自分のスマホに専用のアプリをダウンロードする形式のものを利用している方も多かったのが印象的でした。私もアプリを使ってみましたが、音声ガイドを現地で借りなくてよいため館内を回る際の手荷物が減ってとても便利でした。それに、普段自分が使っているスマホを音声ガイドとして使えるため、これならば目が不自由な方なども操作に手間取ることが減りそうだと感じました。
 混雑を避けるためにあえて後半の展示から見て回ったり、それでも人が多く集まる場所では持参していた単眼鏡で人垣の後ろから展示物を覗いたりと工夫が必要な場面もありましたが、短い時間の中で多くの素晴らしい作品に触れて楽しく過ごすことができました。
 コロナ禍や世界情勢等の影響もあり、比較的大きな美術館や博物館でさえ、収蔵品を維持管理するための予算にはかなり厳しいものがあると先日ニュースで耳にしました。そしてこれは、恐らく音楽や演劇など他の芸術分野でも似たような状況なのではないかと思います。なかなかそういった場所に足を運びづらいご時世ではありますが、大切な文化を守り、また後世に伝えていくためにも、自分にできる形で応援していきたいと思います。


2023年02月09日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:Weed Spirit

書き手:Weed Spirit 代表 明石 貴幸
「個性があるから助け合える」

 2010年中旬、知人がボランティア団体を発足させました。その団体活動のイベント「児童養護施設で子供たちとふれあう」に私が誘われたのが今の活動に至るきっかけでした。
 その後私が代表を引き継ぎ、毎月1回、土曜又は日曜の1~2時間を利用し、子供達と参加者の個性を活かしながら自由に遊ぶ活動を児童養護施設で行っています。平均年齢は30歳くらいです。
 近年、活動中いつも感じることがあります。昨今、年齢問わず一人の社会人としての在り方が改めて問われているような気がしてなりません。かつて日本地図作成の先駆けとなって「伊能忠敬」。諸説あると思いますが、天文学の分野に進む前は「造り酒屋」を営んでいて、経営再建に向け従業員に対し「お店の売り上げにならなくてもいいからお客様が喜んでくださることがあれば何でもしてください」と指導され、その後従業員がお酒を買いに訪れたお客様に「なにかお困りのことはありませんか?」という本来の仕事とは関係のない困り事を解決するなどの仕事も繰り返した。という話を本で読んだことがあります。このように私は仕事と社会貢献は元来とても身近にあるもので、表裏一体だと考えます。
 私がボランティアをしていると知人に話すと、「すごいですね」という返事をされることがあります。何か特別な活動をしているかのような反応をされる事が多いです。そこに人の心の貧しさを感じてしまうこともあります。少なくとも、共に活動している方達にはボランティアをもっと身近なものに感じてもらえたらいいなと思います。そんな思いでこれからも活動していこうと思います。


2023年02月09日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

つなげ手ねっ!と:豊橋西高等学校

書き手:豊橋西高等学校 2年 梅田 昌茉
「若者のボランティア参加は笑顔と幸せを運ぶ」

 私たち豊橋西高等学校では有志生徒を中心に主に2つのボランティアを行っています。

1つ目 赤い羽根・緑の羽根募金
 生徒会8人を中心とし、3日間毎朝8時から30分程度生徒玄関前に立ち、呼びかけをします。昼休みの時間には先生方にも呼びかけをし、募金に協力してもらっています。

2つ目 フードバンクボランティア
 東三河フードバンクボランティア事務局が主催者として行っており、2年前の当時高校1年生だった先輩方が始めました。活動内容は、学校祭の一週間前にメールを使って、各家庭に呼びかけをし、学校祭当日の登校時に賞味期限が切れるまで3ヶ月以上ある食べ物や日用品を昇降口で集めます。そして、寄付品をすべてリスト化し、豊橋公会堂近くにある事務局へ有志生徒とPTA常任理事の方と共に寄付品を届けに行きます。

 これら以外にも、校外でのボランティアにも多く参加しています。活動を通して私達高校生でも社会に貢献できたり、世界の困っている人に手を差しのべることが、簡単にできることを知りました。私もボランティアに参加するまでは、募金を集めてどのような所に使われるのかや、どんな人達のためになるのかなど知りませんでした。しかし、実際に参加することで内容を知り、実感することができました。ボランティアに参加することで、人助けをすることができたり、行く人達の笑顔やコミュニケーションをとることができます。コロナ禍で暗くなりつつある世の中を私達若者がボランティアを通して、これからも様々な人達に笑顔と幸せを配っていきたいです。

2023年01月05日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:福祉教育の重要性

福祉教室の風景

 先日、福祉関係の専門学校を訪問した際、事務担当の方から、生徒が福祉業界を志したきっかけについて話を伺う機会がありました。その中で、中学生の時に体験した福祉教室に影響を受けて進路を決めた生徒の話を聞き、私はとても嬉しい気持ちになりました。
 福祉教育のサポートは、ボランティアセンターにとって重要な役割の一つであり、その中でも福祉教室は、車いすや手話、高齢者疑似体験といった様々な科目を生徒たちに体験してもらうことで、高齢福祉・障害者福祉・ボランティア活動等の理解促進を図っています。ボランティアセンターでは、実施を希望する学校から依頼を受け、ボランティア講師の調整等を行っています。
 私も、年に何回か福祉教室へ出向くことがありますが、生徒たちが体験を通して、福祉について熱心に学ぶ姿をよく目にします。また、先生方からは、「生徒たちにとって、とても貴重な経験であり、今後の生活の中で役立つものです。」と声をかけていただくこともあり、福祉教育の重要性を実感しています。
 ボランティアセンターでは、今後も多くのボランティア活動者や市内関係施設等と連携を取りながら、福祉教育を推進していきます。生徒の多感な時期に社会福祉について理解と関心を高め、日々の生活の中で役立ててもらいたいと思います。また、将来的に一人でも多くの学生が、ボランティア活動や福祉業界へ興味を持つきっかけになれば幸いです。

2023年01月05日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

ボラセンノート:自分の心の色探し

ぬり絵カラーセラピーの様子

 とよはしボランティアネットワークでは、毎年秋にボランティア同士の交流を目的とした「とよはしボランティアネットワーク交流会」を実施しています。
今年度は「ぬりえカラーセラピー」というテーマで、パーソナルカラーアナリストの川村直美さんを講師に迎えました。約40名のボランティアが参加し、1グループ4名に分かれて、色鉛筆を使ったワークを行いながら交流を深めました。
まず、「自分自身」や「友達」、「自分の目標」など16のフレーズが書かれたパレットにひとつずつ、最初にぱっと浮かんだ色を塗っていきます。この色の付け方を見て、講師が心理状況を解説していきます。例えば、「自分の目標」と「友達」を同色(もしくは親しい色)で塗った場合、「自分の目標の手助けをしてくれる友達がいる」など同色の言葉を組み合わせることで、自分の今の深層心理が映し出されるそうです。参加者の皆さんも色の解説に興味津々で、当たってる!との声もちらほら…。
また、自分の気持ちの色を塗ることで、いつもとは違った方法で他者へ自己表現でき、会話が苦手だという方も積極的に交流ができたと感じました。
参加者アンケートでは「自分の意外な一面、現在の自分の内面の状況を知ることができた」「次のステップへ進むきっかけになった」など大変好評なご意見をたくさんいただきま
した。
とよはしボランティアネットワークでは、こういった交流会の他に運営研修会や年次集会など、ボランティア活動の役に立つ様々な講座を実施しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。

2022年12月07日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:傾聴ボランティア連絡会

書き手:傾聴ボランティア連絡会 藤城 佐知子
「新しく…『傾聴ボランティア連絡会』が発足!!」

傾聴ボランティア連絡会の様子

 令和4年4月22日に、『傾聴ボランティア連絡会』が発足いたしました。
 毎年度末近くに1回、新規活動者向けの傾聴ボランティア講座 <今年度は、令和5年1月25日(水)と、2月1日(水)の2回講座> が開催され、最終日には、『傾聴ボランティア講座修了証』が授与されます。この講座では、傾聴に関する心得等を学びながら、傾聴ボランティア活動への第一歩へと、優しく導いてくれます。
 活動先としては、傾聴ボランティア依頼を希望されます豊橋市内の、高齢者対象の福祉サービス事務所(通所介護・通所リハビリテーション事業所・介護老人保健施設・グループホーム等)となっております。活動内容としては、訪問施設にて、施設さん側からのご意向を踏まえながら、ご利用者様のお話を伺わせて頂く傾聴ボランティア活動となります。
 新規活動者向けの傾聴ボランティア講座受講後は、『傾聴ボランティア連絡会』の会員登録をし、ご自分の空き時間を使いながらの活動となります。お一人の活動も良し!ちょっと不安ならば会員とのご一緒の活動も良し!!訪問先も、傾聴希望提出をされています施設の中から、自由に選択が出来、年齢に関わりなく活動できるボランティアだと思っております。また、豊かな傾聴活動が続けられるようにと、講師による研修会、会員同士の情報共有・情報交換、傾聴技術の向上などを取り入れた定例会も開催されております。
 高齢者の多くなるこれからの時代。お話相手が見つかりづらくなる時代…そのような時代だからこそ、傾聴ボランティア活動の輪が徐々に広がってゆきますことを強く望みたいと思っております。
 これからも、『傾聴ボランティア連絡会』をよろしくお願い致します。

2022年12月07日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:育児・介護休業法の改正

子育てしているイラスト

 育児・介護休業法とは、育児や介護をしながら働く労働者の継続的な就業を支援する目的でつくられた法律で、正式名称を「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」と言います。育児・介護休業法は、男女区別なく仕事と育児・介護の両立を目的としており、育児や介護に伴う休業や、両立を図るための所定労働時間等の事業主の配慮や支援の措置等について規定しています。
 育児・介護休業法は、これまでに7回の改正を行っており、最新の改正では産後パパ育休制度の創設や雇用環境整備、個別周知・意向確認の措置の義務化等が図られ、今年4月1日から順次施行されています。
 4月1日から施行されている第一段階では、事業者に対し、育児休業・産後パパ育休に関する研修や相談窓口の設置、育児休業等の取得事例の収集と提供・取得促進に関する方針の周知、有期雇用労働者の育児・介護休業取得要件の緩和等が義務化されました。
 そして10月1日からは、産後パパ育休制度がスタートするとともに、育児休業の分割取得が可能となりました。令和5年4月1日からは、従業員が1,000人を超える事業者は、育児休業等の取得の状況を年1回公表することが義務付けられます。
 令和3年版厚生労働白書によると、女性の育休取得割合は8割程度ありますが、第一子出産後の継続就業割合は5割程度であり、男性の育休取得割合に至っては1割にも満たない状況です。今回の改正により、仕事と育児・介護を両立することのできる環境整備が少しでも進むことを期待しています。

2022年11月09日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:穂の国 風流太鼓

書き手:穂の国 風流太鼓 磯村 有澄
「ボランティア演奏活動20周年 ~和太鼓を通して皆で『楽しむ』~」

穂の国風流太鼓写真1

●「穂の国 風流太鼓」 ボランティア演奏活動20周年
 穂の国風流太鼓は2002年より活動をはじめ今年でボランティア演奏活動20年になります。
 和太鼓を中心に歌や舞などの民衆の文化、民俗芸能を取り入れた豊橋市の和太鼓グループです。
 老人福祉施設を中心に地域のイベントなどでボランティア演奏を行っています。
●始まりは老人福祉施設のボランティア訪問
 かつて老人福祉施設に勤務していた私は常々、入所者の皆さんをもっと元気づけることはできないかと考えていました。そして思いついたのが、幼少より親しんできた和太鼓の演奏を披露することです。たった一人で和太鼓を持参し、ボランティア訪問を始めたのは2002年のことです。活動を続け交流を重ねるうち、地域の皆さんから「私もやってみたい」という声があがり、徐々にメンバーが増え、現在の形となりました。

●日本全国のお祭りをテーマに皆さんと一緒に楽しむ
 活動当初は、伝統芸能の和太鼓演奏を中心とした演目で披露していましたが、観ている方々が途中で退席したり、別の事を始めてしまったりと、あまり楽しんでいらっしゃるようには感じられませんでした。
 そこで、日本全国のお祭りをテーマとした選曲を行い、観ている方が参加して楽しめるように構成をアレンジしました。その結果、元気のなかった方が笑顔を見せてくれたりと、以前とは見違えるほど良い雰囲気になりました。現在も観ている方々の反応を見て、
どうしたらより楽しんでもらえるかを常に試行錯誤しています。

穂の国風流太鼓写真2

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2020年の3月以降は出演予定がない状態でしたが、今年の秋からまた皆さんの前で演奏できるようになりました。
これからも新しい曲や踊りに挑戦するなど、以前より更に楽しんでもらえるように努力を続けてまいります。
※メンバーは随時募集しております。ご興味のある方は、是非一度ご連絡ください。

2022年11月09日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

つなげ手ねっ!と:豊橋市おもちゃ図書館「なかよしライブラリー」

書き手:豊橋市おもちゃ図書館「なかよしライブラリー」代表 鋤本惠美
「好きなおもちゃで好きなように遊ぶ“場”を大切に」

 おもちゃ図書館は、発達に遅れがあったり、障がいのためにうまく遊べない子どもたち、また、人とのかかわりがうまくできない子どもたちが、お母さんやお父さん、ボランティアやお友だちと、おもちゃで遊ぶことによって、生き生きと楽しい時が過ごせるようにと願って創られました。
 子どもがおもちゃで遊んでいる姿、それを見て一緒に遊ぶお母さんやお父さん…。その日その時、子どもが好きなおもちゃで好きなように遊ぶ、そんな姿をそっと見まもりながら、子どもの世界を大切に~。どんな場面にも隔たりなく、ただ純粋におもちゃとお友だちと一緒に、回りの大人と遊ぶ場を共に創っていきたいなと思います。
 おもちゃ図書館は、子どもと一緒におもちゃで遊んで、少しでもゆったりできる時間を創っていく場ですが、お母さん、お父さんがお友だちやボランティアと子育てについて話し合う場でもあります。
 お母さんと子ども達、お父さんと子ども達の心が何かを探した時に目に止めて、さりげなく声をかけ、寄り添いながら共に過ごすボランティア。穏やかなゆるやかな場に溶け込んで、いつのまにか私たちも子どもと同じように~♪
 そんなあたたかな場を大切にしていきたいと思います。
 おもちゃ図書館は、基本的には就学前までが対象ですので、赤ちゃんと一緒にお部屋を覗いてみてくださいね~(*^_^*)
♪開館日は、第1・第3 水曜日・土曜日 10時~11時半 です☆彡

おもちゃ図書館の風景1おもちゃ図書館の風景3おもちゃ図書館の風景

 

2022年10月18日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:赤い羽根共同募金

赤い羽根共同募金画像

 赤い羽根共同募金運動が10月から始まりました。この共同募金は、戦後、民営の社会福祉施設等に対する支援のために行われていた民間の募金活動を制度化したものです。今日では、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、様々な地域福祉の課題解決に取り組む団体を応援する仕組みとして活用されています。
 ここで募金の流れについてですが、寄付金の募集は、都道府県の区域を単位とすることが社会福祉法で定められているため、豊橋市共同募金委員会に届いた募金は、一旦愛知県共同募金会に送金されます。その後、愛知県内の社会福祉協議会や福祉施設、団体等の配分申請に基づいて審査をしてから配分されます。そしてこの配分金で、社会福祉協議会では主に地域福祉事業を実施しています。豊橋市社会福祉協議会では、子育て支援事業助成事業や、福祉教育振興基金助成事業、民生委員児童委員協議会活動助成事業、「敬老の日」祝品配布事業等の活動に使用しています。また、近年では、国内で災害が発生した際には、被災直後の緊急支援や復旧支援活動等にも活用されています。このように、共同募金は、地域福祉の向上に大きな役割を果たしています。
 こちらの赤い羽根共同募金運動は、10月1日から翌年3月31日までの6ヶ月間実施します。加えて、12月には、歳末たすけあい運動も行います。募金による助成活動は、皆様からのご寄付によって支えられておりますので、ぜひ今年度もご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

2022年10月12日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

ボラセンノート:ボランティア講座 書いて伝える『要約筆記』

要約筆記イラスト

 ボランティアセンターでは、年間を通してボランティアに関する様々な講座を開催しています。手話や点字、障害者のガイドヘルプ等の講座受講をきっかけに、多くの皆様にボランティア活動に参加していただいています。その中で、今回は11月に開講予定の『要約筆記入門講座』について少し触れてみたいと思います。
 要約筆記とは、耳の聞こえない、聞こえづらい方へ話の内容を要約し文字で書いて伝えるという、筆談のような伝達手段です。耳が不自由になるまで普通の生活をしてきた中途失聴者や難聴者の方にとって、手話の習得は難しい場合があり、要約筆記は非常に助けになるものです。
 さて、人が1分間に話す量はどれくらいだと思いますか。これは字数で表すと約350字と言われています。では、1分間に書くことができる量はいかがでしょうか。こちらは約70字だそうです。話す量と書く量ではこんなに違いがあるのですね。人が話す情報量の多さに対し、それを文字で表し、必要としている方に伝えること、それを可能にするべく要約筆記は存在しています。先ほど「筆談のような」と言いましたが、要約筆記は筆談とは少し違い、話のほとんどを書いて伝えるのではなく、簡略化した文字表現も用いながら内容を要約して伝えます。また、複数人で話をする場面や、大勢に伝える必要がある場面でも要約筆記は有効です。スクリーンに投映して伝える方法や、手書きの他にパソコンを使用する方法もあります。
 11月の講座では、要約筆記について講義と実技を交えて学ぶことができます。10月に申込受付がありますので、興味のある方はご参加をお待ちしております。(詳細は来月のぼらめ~とやぼらんてぃあ通信に掲載予定です。)
 講座をまとめた『ハピ+(プラス)』という冊子もご用意しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

2022年09月07日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:南陽ニコニコ食堂 みんなとつながる

書き手:南陽ニコニコ食堂 みんなとつながる 代表 田邉 美奈子
「思いつきと勢いで!」

 私は、今年5月迄産業看護師をしておりました。看護師生活で多くの方々と喜び・悲しさ・寂しさ・不安・怒り・嫌悪・等の気持ちを分かち合って来ました。人の温かさ・優しさもいっぱい頂きました。いろんなご縁で繋がって、そしてさらに繋がって!このご縁を大切にしていきたい!そんな思いから、皆さまがホッと出来る場所をご提供出来たらと思い『南陽ニコニコ食堂 みんなとつながる』を今年2月から看護師と栄養士と一緒に「出来る事からやろう!」と狭い自宅でのお弁当作りから活動を開始致しました。現在の活動拠点は、お世話になった地元で開催したいとの思いで『南陽地区市民館』をお借りしています。
南陽ニコニコ食堂 みんなとつながる

南陽ニコニコ食堂 みんなとつながる 写真

〜活動方針〜
①多世代交流の居場所作り
②季節野菜を使った(食育)食事提供
③ボランティアの皆さまが笑顔で活動

〜活動についてのお知らせ〜
開催日:毎月第3日曜日
協力金:こども¥100(無料時も有り)
    大人¥400
場所:南陽地区市民館

 ぜひご気軽にお越しください♪ご予約はInstagram、または公式LINEにてお待ちしております!食堂は、8月末で6回継続出来ました!
「これもひとえに」
 ボランティアの皆様、豊橋市のこども食堂ネットワークの皆さま、食材を提供して下さる方々、多くの皆さまのお陰と感謝しております。人に優しく、そして「こんにちは♪」とホッコリ出来る居場所作りが末永く継続出来たらと思います。
ご一緒にお手伝いして下さる方もお待ちしてます。彡

 

2022年09月07日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:点字ブロックは『見た目』が大事?

点字ブロックの上を歩く視覚障害者

 先日インターネット上で、国内のとある場所に設置された点字ブロックのことが話題になっていました。この点字ブロックは大きくカーブを描いた形で設置されており、見る限り特に違和感がないように思えますが、目の不自由な方にとっては大きな問題があります。それは、この点字ブロックに沿って進んでいくと、自分がどこに向かって歩いているのか分からなくなるということです。
 身近にある点字ブロックを見てみると、直線的に設置されており、行き先が分岐する地点や曲がり角では線が直角に交わっていることがほとんどです。目の不自由な方にとっては、この直線・直角が現在歩いている方向を把握するために重要で、これが曲線になると、自分がどの程度方向転換をしたのかが分かりづらくなってしまいます。
 また、点字ブロックはその色も重要です。前述のカーブした点字ブロックは、グレーを基調とした周りの景観に合わせてか、色が黒色だったことも問題視されていました。弱視の方は点字ブロックの色を頼りに進むべき方向を把握することがありますが、わずかな視力では暗い色や路面と同系色の点字ブロックを見失いやすいのです。
 ところが、実は点字ブロックの色や設置する角度は法律等で厳格に定められているわけではないそうです。極端に言えば、円形に配置したり路面と同じ色にしたとしても問題はないということになるのですが、それでは目の不自由な方の移動の助けになるという本来の役割を充分に果たせなくなってしまいます。
 普段何気なく目にしている『黄色い線』ですが、細かい部分まできちんと考えられたデザインであることを覚えておきたいですね。

2022年08月04日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:豊橋市視聴覚教育センター・地下資源館サイエンスボランティア

書き手:豊橋市視聴覚教育センター・地下資源館サイエンスボランティア
家田 健吾
「科学のおもしろさを子供たちと楽しむ」

サイエンスボランティアの風景

 2005年から豊橋市視聴覚教育センターと地下資源館を主な会場として、「科学の楽しさ、おもしろさ」を伝える活動を行っています。具体的には、日曜日などに来館される幼児・小学生とその家族などに、ボランティア自身も楽しみながら工作・実験・講座・星空観望会などの開催やサポートをしています。発足後18年目現在の会員数は40名です。
 発足当時は、各自が自由に、または施設が用意した材料を使って科学工作を行っていましたが、その後、毎月決めたテーマに沿った科学工作・実験などが行われるようになりました。例えば「紙」「光」「音」「ゴム」「静電気」「空を飛ぶもの」「身近な材料」などです。テーマ以外のものでもボランティア自身がおもしろいと思ったものならOKです。本人がおもしろいと思っているものが科学の楽しさを一番伝えられるからです。また、視聴覚教育センターにはプラネタリウムがありますから、「星」に興味があるボランティアも増え、星空観察会、望遠鏡づくり、天文講座など学芸員と協力しながら開催しています。
 活動の内容は拡大してきており、プログラミングを伴うロボット工作や科学実験などのシリーズ講座、まちなかで星を見る会や移動式プラネタリウムのサポート、「だれかに教えたくなる宇宙のはなし」の開催などが加わってきています。ボランティアは来館者といっしょ
に科学を楽しみ、視聴覚教育センター・地下資源館のサポーターとなれるよう心掛けています。子供たちの笑顔に囲まれ、「ありがとう」の言葉に励まされ、次は何しようかと考えて
います。身近なところから私たちと一緒にはじめませんか

2022年08月04日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:味覚の不思議

美味しそうに食べるおばあさん

 皆さんは子どものころ苦手だった食べ物が、大人になってから自然と食べることができるようになった経験はありませんか。私は子どものころ、健康に良いからと親に言われて、苦手なレバーを無理して食べていた記憶があります。しかし、大人になってから焼鳥屋でレバーを食べたとき、子どものころが嘘のようにおいしく食べることができました。なぜ大人になると苦手な食べ物が減るのか前々から気になっていましたので、今回調べてみました。皆さんの食べ物の好き嫌いがなくなり、バランスの良い食生活の参考になれば幸いです。
 初めに、加齢によって私たちの体に起こる「変化」についてご説明します。私たちの舌には、「味蕾(みらい)」という味を感じるセンサーがついています。味蕾は子ども時代に発達し、その数が多いほど味覚を強く感じることができますが、ある時期を過ぎると減少し、30~40代ごろには子ども時代の約3分の1まで減ってしまいます。つまり子どもの方が大人よりも味覚が敏感であることから、ある意味では子どもに食べ物の好き嫌いが多いのは自然なことなのかもしれません。
 次に、小学生の食べ物の好き嫌いについて、学研教育総合研究所の「小学生白書30年史」(1989年~2019年)を参考にご紹介します。小学生男女の苦手な食べ物ワースト3はこの30年間でほぼ変わらず、「焼き魚」「さしみ」「サラダ」という結果でした。この結果が意外だと感じた方も多いと思いますが、この3つの食べ物は、大人であればむしろ好きな人が多い食べ物ではないでしょうか。それほど大人と子どもでは味覚に差があるのだと改めて驚かされました。
 以上の話をふまえると、子どものころに苦手だった食べ物が大人になった今は問題なく食べることができるようになっているかもしれません。もし、大人になってからも苦手意識があって食わず嫌いになっている食べ物がある方は、一度思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。自分の味覚の変化に驚くことになるかもしれません。皆さんも体の健康維持のため、バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。

2022年07月11日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:豊橋観光ボランティアガイドの会「ほの国豊橋案内人」

書き手:豊橋観光ボランティアガイドの会「ほの国豊橋案内人」向坂 雅世
「ボランティアガイド募集中」

豊橋観光ボランティアガイドの会「ほの国豊橋案内人」

 私は、豊橋観光ボランティアガイドの会「ほの国豊橋案内人」で、ガイドをしています。
 案内する場所として、
・豊橋公園と吉田城址  ・二川宿・本陣資料館  
・東海道吉田宿  ・葦毛湿原   などです。
 また、ガイドの仲間たちと企画した「豊橋まちあるき」も根強い人気企画です。老舗めぐり、豊川の散策、酒ぐらめぐりなど吉田・豊橋を巡っています。
 今年、吉田城址は市指定史跡に指定されました。池田照政による野面積み石垣、土塁などをガイドするために文化財センター学芸員さんと現地学習会を行うなど私たちも学んでいます。
 また、昨年11月には、安城市と岡崎市に出向き、現地ガイドさんたちと交流し、取組などを学びました。
 今年6月には、市内の中学3年の生徒さんに、吉田城址のガイドをしました。普段何気なく通っている公園内に歴史的遺構が多く残っていることに驚いていました。
 豊橋市の小・中学生のみなさんに、郷土の歴史を伝えていくことは、過去・現在・未来への橋わたしとしてのガイドのやりがいにもなっています。ただ、ガイドの高齢化・なり手の不足という問題に直面し、郷土の歴史を未来へつなぐガイド仲間を探しています。
一緒に豊橋探険しませんか!

2022年07月11日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:自分を変える7つの習慣

7つの習慣表紙

 私が最近読んだ書籍「7つの習慣~自分を変えるレッスン~」についてご紹介します。
 皆さんはスティーブン・R・コーヴィー著『7つの習慣』という本をご存知でしょうか。1989年にアメリカで刊行されて以来、様々な国で翻訳され、現在でも世界中で読まれているベストセラーです。
 7つの習慣とは、スキルやテクニックだけでなく、人格自体を磨くことで自分の人生を成功へと導いていく方法です。言葉では説明しづらいですが、「7つの習慣~自分を変えるレッスン~」は、『7つの習慣』をよりわかりやすく、イラストや具体例もたくさん交えながら説明されているので、とても読みやすい1冊になっています。その中でも特に印象に残っている、第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」を紹介します。
 人はそれぞれ違った物の見方をしています。違う見方をしている人同士では、相手との関係を育てていくことは難しくなります。まずは、相手の見方を理解するために、聞き上手になることが大切です。
 そして、聞く姿勢には5つのレベルがあり、一番低いレベルの聞き方は相手を無視して話を聞かない、一番高いレベルの聞き方は、相手に共感しながら聞くというものです。まずは、相手の置かれている状況や立場を思いやりながら、相手の話を聞いてみましょう。
また、重要なのは ①相手を理解する ②自分を理解してもらう、という順番です。人が「理解したい」と思うのは信頼できる人だけだからです。相手のことを理解できたなら、相手は自分のことを信頼し、理解したいと思ってくれるはずです。
 今回は、第5の習慣を紹介しましたが、他の6つの習慣もボランティア活動や、日常生活にも活せる内容になっています。こちらの本は、あいトピア2階のライブラリーにて貸出しておりますので、ぜひ一度読んでみてください。

【参考資料】『13歳から分かる!7つの習慣~自分を変えるレッスン』日本図書センター発行・「7つの習慣」編集部監修

2022年06月07日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:豊橋湿原保護の会

書き手:豊橋湿原保護の会  石黒 豊広
「かつて東海の尾瀬と云われた 葦毛湿原」

森のイラスト

 葦毛湿原は1965年から保護活動が始まり天然記念物指定として1987年豊橋市、1992年愛知県、2021年10月国指定の天然記念物になっています。同時に湿原の調査も継続して報告されています。調査結果からこのまま放置した場合早い段階で森林化する事が明らかとなり1995年1月から植生回復作業が開始されました。この植生回復作業にボランティアとして参加するグル―プとして発足したのが「葦毛湿原保護の会」です。同時に「ナガバノイシモチソウ群落保護の会」も発足していたため2013年に両会併せて「豊橋湿原保護の会」となりました。発足後28年目現在の会員は48名男女ほぼ半数で活動しています。
 植生回復作業とは湿地として成立する環境を整え生育する動植物を守り増やす事です。作業を行うに際し自然に対する色々な知識も必要なため講座を受けたり書籍を読んだりする中で「東海の尾瀬」と呼ばれていた事を知りました。1975年頃の写真を見るとなるほどと思われます。近年その規模の小ささ故に遠慮して「東海のミニ尾瀬」と変わりこのフレーズも現在あまり使われることが無いようです。湿原が急速に消失していると感じているためだと思われます。多くの人が危機感を持ち何とかしなければとの思いが形となり2013年より大規模植生回復作業が始まりました。木を伐り、切り株を取り除く等湿原の拡大と植生回復が進んで10年になろうとしています。ハルリンドウ、ミカワバイケイソウ、カザグルマ等数を増やしており流した汗の結果が出て来ています。湿原に立つと再び「東海の尾瀬」と云われるのも夢ではない気もします。そんな夢を私たちと一緒に見てみませんか?

2022年06月07日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:アフターコロナ

マスクをはずしている人

 マスクをはずしている人コロナ禍が始まって丸2年が経ちましたが、私たちを取り巻く状況は依然として不透明なままです。一昨年、昨年と、2年続けてこの5月の「ボラセンのーと」にコロナ禍に関する記事を書きましたが、今年も残念ながらコロナ禍に関する記事を書いています。
 一昨年は、新型コロナウイルスについて知らないことが多く、ボランティアセンターで実施しているほとんどの事業やイベント等が中止となってしまいました。昨年度は、新型コロナウイルス自体や感染に関する多くのことを学んだことで、「新しい生活様式」のもと、一昨年は中止となってしまった多くの事業やイベント等を実施することが出来ました。特に、多くのボランティアさんに協力頂いて実施している「介護予防サロン」や「脳の健康教室」等の高齢者の介護予防や認知症予防に関わる事業は、その効果を発揮するには継続して実施することが大切です。そのために、ボランティアさんや参加者の方々のご協力を頂き、正しい知識としっかりとした感染予防対策を行うことで継続実施につなげています。
 先日、ある大学の入学式での学長の挨拶の中で、「コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻」を例に、『パンデミックや戦争は、これまでの歴史に学べば、必ず終息する』という言葉がありました。当たり前だと思うかもしれませんが、その渦中にいる間はなかなかそのことに思いが至りません。コロナ禍も3年目を迎えました。そろそろコロナ禍が終息した後「アフターコロナ」のことを考えてもいいのかも知れません。

2022年05月13日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:とよはしヘルスボランティアの会

書き手:とよはしヘルスボランティアの会 山上 信子
「ボランティアと私」

玄米ダンベル

 独身時代は保護司の父親の影響で、BBS※1 に入る。結婚後は義母の介護を通して人のやさしさや思いやりを実感する。恩返しのつもりで、ヘルパー2級の資格をとり、個人ボランティアへ登録。その後「ヘルスボランティア地域活動講座」を受講後、平成14年に発足した「とよはしヘルスボランティアの会」通称「ヘボの会」へ入会する。当初からの目標である、先ず自分達が健康でなければ…と会員相互の健康維持と親睦を兼ね、又高齢者への援助として、ボランティア活動に力を入れている。
活動内容は月4回
①転ばん体操…筋力をつけるため、玄米ダンベル※2、ストレッチ体操、太極拳
②歩こう会…健康の道ウォーキング、山登り
③料理教室…会員の食生活にも気配り、あと例会
④ボランティア…月1回老人保健施設訪問、玄米ダンベル体操、童謡、楽器演奏、手品等入所者の皆さんと楽しく交流
これらの活動を通じて、多くのすばらしい仲間が出来ました。自分の身は自分で守る、自己管理をしっかりして、人生楽しく生きたいと願っております。これからも人との出会いを大切に、お互い喜びを分かち合えるような活動を続けてまいりたいと思っております。
※1 BBS(Big Brothers and Sisters Movement)は少年少女たちに、同世代のいわば兄や姉のような存在として、一緒に悩み、一緒に学び、一緒に楽しむボランティア活動です。
※2 「玄米ダンベル ニギニギ体操」筑波大学 鈴木正成名誉教授監修

2022年05月13日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:肢体不自由者ガイドヘルプボランティア講習会

車いす

 今回は肢体不自由者ガイドヘルプボランティア講習会のご紹介をさせていただきます。
 まず、肢体不自由者ガイドヘルプボランティアとは、様々な理由による障害や加齢に伴う身体の虚弱化により、一人での外出が困難な肢体不自由者の外出をお手伝いするボランティアのことです。
 こちらの講習会では、二日間にわたって、肢体不自由者の外出援助の際の心構えや、車椅子を使った介助方法を学ぶことができます。昨年は講師として、豊橋市役所の障害福祉課の方や福祉施設の職員の方をお招きし、お話をしていただきました。更に、肢体不自由者ガイドヘルプボランティアとして既に活躍されているボランティアグループ「渋茶俱楽部」の方々も講習会に協力してくださるので、体験談なども聞くことができます。
 そして講習会修了後は、渋茶倶楽部に加入することができ、登録していただきますと、例会での情報交換やフォロー講座での継続的な学習のほかに、個別のガイド依頼に対応していただけます。また、現在はコロナ禍のため、開催の見送りや規模の縮小となっていますが、通常は年に数回、行楽に出掛けていました。この行楽では、利用者の方やそのご家族と一緒にお花見や花火見物をしたり、ドライブで少し遠出をすることもあり、また再開する際には、きっと楽しんでいただけると思います。
 もし、肢体不自由者ガイドヘルプボランティアに興味がございましたら、まずは講習会からご参加ください。お申込みをお待ちしております!

2022年04月08日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

つなげ手ねっ!と:やまぐちさんちのハピネス食堂

書き手:やまぐちさんちのハピネス食堂 山口正慶
「子ども食堂とは」

やまぐちさんちのハピネス食堂

 やまぐちさんちのハピネス食堂は昨年の4月に子ども食堂として活動をはじめました。
 子ども食堂と聞くと生活困窮者だけが来る場所と思っている方も多いと思いますが、子ども食堂はみんなの食堂、地域の食堂、子どもが安心して過ごせる居場所とも言われ、現在全国6000か所にものぼっています。
 やまぐちさんちのハピネス食堂では多世代交流を通して子どもの非認知能力を育む上からコミュニケーションを目的として低料金にて食事を提供しております。
 人との繋がりが疎遠になりつつある現代に食を通して、子どもたちが地域で多世代とのコミュニケーションを計ることにより多様性のある子どもの発達を促すきっかけとなってもらいたいと思っています。更には子育てに忙しい親御さんや高齢者の方もにも少しでも笑顔になってもらいたいと気軽に参加して食事、お話して頂きたいと思ってます。
 やまぐちさんちのハピネス食堂は子ども食堂以外にも学習支援、体操教室、フードパントリーの活動をしています。
 子ども食堂:月1回、学習支援月2回、体操教室月2回、フードパントリー(食品食材無料配布)月2回開催し、子育て家庭を中心に、子どもが安心して来れる居場所づくりを目指し、大人が子どもを見守り、子どもが楽しく人と関わる力を育み社会性を培ってもらいたいことを期待して活動展開をしていますので是非ご参加ください。
 また、この活動は皆様の協力で成り立っています。ボランティア、食品食材寄付などを募っていますので是非ご協力をよろしくお願いします。

2022年04月08日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

ボラセンノート:ライブラリーと彼是

図書

 好きなことや興味のあることはありますか?私にとっては読書がそのひとつですが、日常的に読めていないのが少し思わしくないところです。気分転換や学びのためにもっと本を読むようにしたい、豊橋駅前に新しくできた『まちなか図書館』にも行ってみたいと思っているのですが…。

 さて、私共のいる『あいトピア』にも図書ライブラリーがあります。十畳ほどのこじんまりとしたスペースですが、広すぎないその場所はどこかの本好きの方の部屋のような居心地のよさを思わせます。当ライブラリーでは、福祉やボランティアに関する書籍はもちろん、健康・育児などの実用書や楽しく読みやすいエッセイなども置いており、無料で貸出をしています。(要利用登録/一度につき三冊まで/貸出期間二週間)本会ホームページから蔵書検索もできるようになっています。普段ボランティア活動をされている方も、これから福祉やボランティアについて知ってみたいという方も、読書好きの方も、どうぞお気軽にご利用ください。

 また、人と関わることが好き・人の助けになりたいなど、どなたかの好きなことや興味のあることが福祉に繋がるような、そんなお手伝いも当ボランティアセンターができたらと思っています。ライブラリーには毎年新しい本が数十冊加わっています。春になり暖かくなる頃、ぜひお立ち寄りください。私も『まちなか図書館』に行く前に、より自分に近い場所で、読書を習慣化する最初の一冊を見つけたいと思います。

2022年03月10日ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート

令和3年度「ボランティアネットワークに参加するグループ紹介」vol.12

書き手:豊橋手話サークル クローバーの会 榊原いづみ
「手話に触れてみませんか」

 クローバーの会は1975(昭和50)年に豊橋市内で最初の手話サークルとして誕生しました。クローバーの会の目的は「ろうあ者の生活の向上」・「ろうあ者の権利を守る」・「手話通訳制度の確立」・「ろうあ者と健聴者との交流」の4つです。

 ろうあ者(=耳の聞こえない人)と健聴者(=耳の聞こえる人)が一緒に、ろうあ者の言語である手話の勉強をしながら、交流をしています。毎週土曜日の夜7時から、さくらピアで活動しています。それ以外の活動として、善意フェスティバルやいきいきフェスタでは手話コーナーのお手伝いをしたり、さくらピアの春こい祭りで手話劇を披露したりすることもあります。衣装や小道具はもちろん、台本も昔話を基に会員が作成しています。手話劇は準備が大変ですが、大好評でしたし、手話の勉強にもなりました。

 普段のサークルでは、手話の勉強をしたり、お花見やクリスマス会等の季節に合わせたイベントをしたり、会員が考えたゲームを楽しんだりしています。新型コロナウイルス感染症が流行してからは、イベントはもちろん、例会もお休みになったりしており、今までのように集まることができなくなってしまいましたし、例会に参加する人数も少なくなっています。早く、コロナが終息して以前のように集まれるようになると良いなと思っています。

 クローバーの会はFacebookやTwitter、ホームページ等で例会の予定や様子を紹介、見学の申込受付等をしていますので、是非、見てみてください。

クローバーくん1クローバー君2

 

 

クローバー通信に掲載される4コマ漫画です。ろう学校の思い出や日常生活の中で困ったこと、聴者との違い等が描かれています。

2022年03月10日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

令和3年度「ボランティアネットワークに参加するグループ紹介」vol.11

書き手:HDS K9 杉原久依
「捜索救助犬1捜索救助犬とは」

捜査救助犬

 HDS K9は、犬と共に人命捜索活動や地域防災・災害対策意識を高めるとともに犬との関わり方を社会に広める事を目的として、2018年11月1日に発足しました。「少しでもはやく ひとつでも多く その命を見つけるために」との思いで、犬との共存・共生の社会を伝えられる捜索救助犬活動チームを目指しています。

 捜索救助犬とは、不特定な行方不明者を捜すように訓練をしている犬です。犬は優れた嗅覚・聴覚を活かし、地震や台風などの自然災害により、壊れた家屋の瓦礫に埋もれた人、狭隘空間に閉じ込められた人、土砂に埋もれた人や平時においても道に迷ってしまった人など救助を必要としている人を捜します。
捜査救助犬2

捜査救助犬2

 私たちの活動は、犬・人の訓練をはじめ市町村の防災訓練への参加,他市消防や他団体との合同訓練などです。会員は仕事の合間を縫って、訓練やこのような活動に参加しています。今年度の活動はコロナ渦の中、外部と関われる事がなかなかありませんでした。その中での主な活動は、訓練では捜索救助訓練を絡めたヘリコプター搭乗訓練、実動では昨年7月に発生した熱海市土石流災害での捜索活動です。近場という事もあり、発災当日に現地へ出発し、翌日には捜索活動に携わる事ができました。
 残念ながら今現在で1名の方の行方が未だにわかっていません。こういった事態を少しでも減らすお手伝いができるような存在でありたいと願い、訓練をしています。

 

2022年03月02日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と

令和3年度「ボランティアネットワークに参加するグループ紹介」vol.10

書き手:レインボー24 和文化 会員 鵜飼 章子さん
「レインボー24 和文化今年は着物を着ませんか?」

レインボー24

 着物の着付けボランティアを伊藤わかよ代表が始めて35年以上になります。ゆかた着付け無料セミナー(東三河3会場)、文化祭での着物体験、ゆかたコンテスト、国際交流協会での「豊橋まつり」留学生のゆかた着付け。また、外国人向け着物体験講座をさせて頂き、喜ばれました。これらのイベントの他、令和元年に着物姿でボウリングを楽しむという試みも体験しました。以外とやれるものです。私たちは「一家に一人着物の着られる方、着せられる方」をめざしております。

 また、昨今は着物に留まらず、地球環境のため、レジ袋を減らす取り組みをしております。「一布多才」の風呂敷の活用法を講習会で発信、ある時は2005年の愛・地球博で、またある時は二川本陣資料館で風呂敷ラッピング体験会を開催しております。参加者の皆さんは1枚の布で包む、運ぶ、インテリアにもなる、まるで手品を見ているようだと驚かれます。着物を着て、帯を「結ぶ」また、風呂敷を「結ぶ」日本古来の様々な結びを、和文化が、現代社会で人と人とを「結ぶ」架け橋となるように、今後も活動していきます。

 最後に、着物や風呂敷ということで会員はほぼ女性ですが、セミナーや講習会にまれに男性も参加します。性別、年齢、国籍問わず会員随時募集中です。お気軽にご参加ください。

2022年03月01日ボランティア月刊通信のカテゴリー:つなげ手ねっ!と