『センサリーマップ』という言葉を耳にしたことはありますか?
動物園や博物館などの施設には園内や館内を紹介したマップがあり、その中にはバリアフリーのトイレやオストメイト、授乳室やおむつ交換台の設置場所などが利用者にわかりやすく表示されていますが、普段私達がよく見かけるそういったマップとは別に、感覚過敏の方々が安心して施設内で過ごせるように、音や光、匂いや傾斜などの五感情報を施設のマップに記載されているのが『センサリーマップ』です。
感覚過敏とは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの五感から受け取る刺激に対して、通常よりも強く感じてしまう状態をいいます。感覚過敏の方が初めての場所に外出するとき、その場所がどんな場所なのか事前の情報が無い場合、外出を諦めてしまう事があるそうです。そんなとき、感覚過敏の方が苦手とする場所を示したマップがあれば事前に対策が立てやすく、安心して外出できるようになります。
『センサリーマップ』は10月まで開催していた大阪万博でも配布され、ホームページから事前に確認ができるようになっていました。また、その他にも東京国立博物館や上野動物園でも作成されています。
感覚過敏の方も安心して外出ができるように、いろいろな施設で『センサリーマップ』が普及していくことを願っています。






















