
ボランティアセンターでは、夏休みに中学生・高校生を対象とした「青少年ボランティア福祉体験学習事業」を行っています。中学生は1日、高校生は2日間、社会福祉施設でのボランティア活動を通じて、入所者の方々と交流しながら、思いやりや助け合いの心を育んでいます。
今回はその中でも、高校生を対象とした「ワークキャンプ」についてご紹介します。本年度は7月29日・30日の2日間実施し、市内の高校生20名が参加しました。豊橋ちぎり寮、ゆたか学園、豊橋にしぐち学園、ワークス岩西の4施設にご協力いただきました。参加のきっかけとしては、「福祉のことはよく知らないが、知るきっかけになると思った」「身内に福祉関係の仕事をしている人がいて興味を持った」など、さまざまな声が寄せられました。
事前研修会では、不安を口にしていたものの、実際の体験を通じて、「緊張したが、利用者さんが温かく受け入れてくれたので、自然と笑顔になれた」「利用者さんとの交流が楽しかった」「相手の立場になって考えることの大切さを学んだ」など、貴重な気づきを得ることができました。また、利用者の方のリクエストに応えて高校生から絵を描き、プレゼントするなど、喜んでもらえる方法を自ら考え行動する姿も見られ、相手の気持ちに寄り添う積極的な姿勢が印象的でした。
今後も、こうした体験が、参加した高校生1人ひとりの成長や、福祉への理解の第一歩となることを願っています。