ボラセンノート:豊橋市で初の災害ボランティアセンター開設

災害ボランティアセンターの様子

 少し月日は経ちましたが、去る6月、台風2号及び梅雨前線による大雨の影響で水害が発生し、豊橋市でも冠水や浸水の大きな被害がありました。まだ記憶に新しいのではないでしょうか。被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
 この度の災害で、豊橋市では初めてとなる災害ボランティアセンターを開設しました。(センターの設置・運営は豊橋市と豊橋市社会福祉協議会の共同)災害ボランティアセンターでは、災害時に被災者のスムーズな生活復旧を支援するため、ボランティアの受け入れと派遣を行います。今回の災害では、当ボランティアセンターにご登録いただいている個人ボランティアの方や公募による市民ボランティアの方、延べ49名の方が災害ボランティアとして活動してくださいました。被災者からのニーズを受け行った主な活動内容は、浸水による水のかき出し・除去や濡れたものの運び出し・片付け等でした。
 ある被災者の方が、活動を終えたボランティアの方が帰られる際には見えなくなるまで手を振ってくれていたというお話を伺い、物理的なことだけではない支援の力も感じました。
 今回の経験や浮かんだ課題を踏まえ、災害ボランティアセンターの準備体制を整えていくとともに、多くの市民の方に災害時には災害ボランティアが支援できる場合があると知っていていただきたいです。また、支援をする側としての活動もあると広く知っていただき、いざという時にできるだけ多くの方で地域のために力になれたらと思います。

2023年09月06日|ボランティア月刊通信のカテゴリー:ボラセンノート