ボラセンノート5月: アイデアを形に
私の最近の休日は、5歳になる息子と一緒に牛乳パックや段ボール、紙コップなどを使って工作をすることが多いです。息子は普段も保育園の工作の時間がお気に入りの様子で、作品を持って帰ってくるたびに、どうやって作ったとかはさみをうまく使えたなど嬉しそうに話をしてくれ、日に日に手先が器用になっていく姿に成長を感じています。
クラフト作りは、老若男女問わず幅広い場面で取り組まれており、作品作りを通して得られる効果が数多くあることでも知られています。子どもが自分で作品を作り上げると、「自分にもできる」という自信にもつながり、自己肯定感を高めることができる他、アイデアを形にしていく過程で創造性を育むことができると言われています。また、高齢者がクラフト作りを行った際は、手先の細かい動きや手順を覚える作業が、脳の運動野、感覚野、前頭前野を刺激するため、脳の活性化と認知症予防に効果があるとされており、ボランティア活動や高齢者施設で行われるレクリエーションの場面でも盛んに取り組まれています。
近年、AIが自動的に物事を考え、形にすることができるようになったおかげで、暮らしがより便利になり、問題がスピーディーに解決できる世の中が当たり前になってきていると感じます。しかしながら、AIに頼り過ぎてしまうと人間が自分で物事を考える能力が衰え、記憶力が低下するなどの悪影響が懸念されています。こうしたことからも、クラフト作りなど創造性を育み、手先を使って脳を活性化させるような取り組みは、この先の未来ではより一層重要になってくるのではないでしょうか。